校長のあいさつ

  

笑顔あふれる学校~『くすのき』のように、たくましく優しい五小の子~

                                                                  校長 松下 雄太

 

  みなさん、こんにちは。校長の 松下 雄太 と申します。森嶋 正行 校長の後を受け、府中第八小学校から転任してまいりました。着任してわずかですが、五小の子供たちのよいところをたくさん見つけました。最初に感じたのは、「明るいあいさつ」がよくできることです。朝や帰りに自分から挨拶をしてくれる子供たちがとても多く素晴らしいです。次に感じたことは、学校生活の中で、「優しい言葉」がよく聞かれることです。校長室をのぞいて、「お仕事頑張ってください。」「明日もよろしくお願いします。」と声をかけてくれるので、とてもうれしい気持ちになります。他にも、掃除や係活動、委員会活動など人の役に立つ仕事を、一生懸命にやることや、男女の仲が良いこと、素直なことなど、これから大きく伸びていく基本ができていると感じています。この1年間、地域や保護者の皆様と力を合わせて、子供たちを励まし、成長を見守ってまいりたいと願っております。

  本校は、創立152周年を迎える、わが国でも歴史のある学校の一つです。明治6年5月に屋敷分・本宿・中河原・四ツ谷の四か村連合による「育幼学舎」として創設しました。その後、「小野学校」と「本宿学校」になり、明治25年に2校が合併し「西府村立奇秀尋常小学校」となりました。東門にある『くすのき』は、明治45年同校がこの地に新築開校したときに、記念樹として植樹されたものです。それから、幾つもの時代を乗り越え113年の間、子供たちを見守ってきたまさに本校の宝物です。

  歴史に戻りまして、昭和に入り、「奇秀尋常高等小学校」、「西府国民学校」、戦後には、「西府村立西府小学校」と校名が変わりました。昭和29年に、府中町と多磨村、西府村の1町2村が合併し「府中市」になりました。そして現在の「府中市立府中第五小学校」になったのです。まさに、歴史と伝統を誇れる素晴らしい学校です。

  大きな『くすのき』を見上げていますと、太い幹や樹形から強さやたくましさを感じます。そして、野鳥を包むさざ波のような葉の流れが、心を和ませ、優しい気持ちにさせてくれます。私はこの風景が大好きです。五小の子供たちが、『くすのき』のように、たくましく、優しく成長してほしいと願わずにはいられません。私は、校長として府中第五小学校の歴史と伝統を大切にしながら、教育活動をさらに充実・発展させてまいります。子供たちの健やかな成長に向けて、学校と家庭、地域とが互いに力を合わせて、信頼を深めていきますよう教育活動を進めてまいりますので、これまでと変わらぬご支援をどうぞよろしくお願いいたします。