校長挨拶
創立55周年 「輝きのある子」の育成をめざして
本宿小学校長 藤咲 孝臣
満開の桜の下、令和7年度の新学期が始まりました。今年度、本宿小学校は創立56年目となり、55周年の年となります。今年度は91名の新1年生を迎え、全校児童664名で令和7年度の教育活動がスタートしました。また、転任や新規採用の教職員を今年度も複数名迎え、新しい体制で「チーム本宿」として教育活動がスタートしました。今年度も子供たちの安全安心を第一に、「笑顔あふれる学校、明日も来たくなる学校」をつくっていきます。子供たちの心身の健全な育成を目指し、教職員が一丸となり、子供たちにとって大切な学校生活の充実を図っていきます。また、保護者の皆様、地域の皆様と協働し、本宿小学校の子供たちを地域の宝として共に育んでまいります。今年度もご支援とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
冒頭にも記しましたが、今年度本宿小学校は55周年の記念の年となります。式典等大きなお祝い事の実施の予定はありませんが、ひとつの節目として、子供たちにも55周年を意識付けるとともに、本宿小学校のことを知る機会や学ぶ機会をつくりたいと考えております。そして、子供たちの母校である本宿小学校により親しみを抱き、本宿小学校を大好きになってほしいと思います。今年度は学校の歴史を振り返ったり、地域の歴史などを振り返ったりしながら、本宿小学校のことを学んでいきたいと思います。保護者や地域の皆様にもご協力をいただき、本宿小学校のよさを皆で考えていきたいと思います。
さて、今年度も本宿小学校では、これまでと同様、教育目標である「輝きのある子」の育成を目指します。そして、児童のよさや可能性を最大限に伸ばすことを目指して学校経営に取り組んでまいります。今年度の本校の教育目標は、次のとおりです。
心身ともに健康で、知性と感性に富み、自ら学ぶ実践力をもち、グローバルに活躍できる人間性豊かな児童「輝きのある子」の育成を目指す。
自分の考えをもち、やりぬく子ども(問題解決力) 児童の個性や能力を大切にし、児童が自ら考え、解決していく能力や態度を育成する。 豊かな心をもち、仲良く助け合う子ども(人間関係形成力) 人権を尊重し、公共の精神を尊び、お互いを認め励まし合う温かな心や他人を思いやる心を育成する。 健康安全に気をつけ、体をきたえる子ども(実践力) 自他の生命を尊重し、自ら健康を保ち、体力づくりに取り組む態度と実践力を育成する。 |
教育目標達成のために、子供たちの「自己肯定感」「自己有用感」「他者の理解と尊重」の向上に重点的に取り組んでいきます。日々の学習や行事の中で子供たちに活躍の場をつくり、その中で失敗を恐れずに前向きにチャレンジすることや粘り強く頑張り続けること、仲間と協力し学び合いながら課題解決ができるよう、子供たち一人一人を支援し、「輝きのある子」の育成を実現したいと考えます。
「自己肯定感」とは自分を肯定的に捉えることであり、自尊感情、自分を大切に思うことにつながります。また、「自己有用感」とは自分が誰かまたは何かの役に立っているという実感をもつことであり、他者とのかかわりの中で育まれ、自信をもつことにつながります。「他者 の理解と尊重」、相手を意識し大切にすることは、コミュニケーションの基本となります。また、今年度も「世界とつながる英語Week」、「国際交流・国際理解Week」「日本語・日本 文化Week」を各学期に設定し、英語に触れる機会をつくったり異文化や自国の文化を学ぶ機会をつくったりしていきます。そして、異文化や自国の文化の理解を深め、コミュニケーション能力を育成し、グローバルに活躍できる力を育むことにつなげていきます。
それでは、保護者の皆様、地域の皆様、令和7年度も本宿小学校をどうぞよろしくお願いい たします。