校長挨拶

新たなスタート、「輝きのある子」の育成をめざして

                                                                                                         

本宿小学校長  藤咲 孝臣 

 

 桜吹雪が舞う中、令和6年度の新学期が始まりました。創立55年目の今年度、本宿小学校は1名の新1年生を迎え、全校児童672名で令和6年度の教育活動がスタートしました。今年度も、転任や新規採用の教職員を迎え、新しい体制でスタートとなりました。今年度も安全安心を第一に、笑顔あふれる学校、明日も来たくなる学校をつくっていきます。子供たちの心身の健全な育成を目指し、教職員が一丸となり、子供たちにとって大切な学校生活の充実を図っていきます。また、保護者の皆様、地域の皆様と協働し、本宿小学校の子供たちを地域の宝として共に育んでまいりたいと思います。今年度もご支援とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

 学校経営において大切にしていきたい言葉があります。それは「あいさつ」「ありがとう」「ごめんなさい」の言葉です。挨拶は人間関係づくりの基本となります。そして、「いつでも・どこでも・誰とでも・自分から」挨拶できることが大切です。学校の中でも外でも、挨拶を通して豊かな人間関係づくりにつなげていきたいと考えます。また、「ありがとう」「ごめんなさい」、この言葉には互いを認め合い思い合う心が現れます。「ありがとうは魔法の言葉」というように、この言葉で気持ちが明るく温かくなります。「ごめんなさい」を素直に伝えることも大切です。これらの言葉を通して、思いやりのある温かい学校にしていきます。

 また、本宿小学校では、今年度もこれまでと同様、教育目標である「輝きのある子」の育成を目指します。そして、児童のよさや可能性を最大限に伸ばすことを目指して学校経営に取り組んでまいります。今年度の本校の教育目標は、次のとおりです。

 

心身ともに健康で、知性と感性に富み、自ら学ぶ実践力をもち、グローバルに活躍できる人間性豊かな児童「輝きのある子」の育成を目指す。

自分の考えをもち、やりぬく子ども(問題解決力)

児童の個性や能力を大切にし、児童が自ら考え、解決していく能力や態度を育成する。

豊かな心をもち、仲良く助け合う子ども(人間関係形成力)

人権を尊重し、公共の精神を尊び、お互いを認め励まし合う温かな心や他人を思いやる心を育成する。

健康安全に気をつけ、体をきたえる子ども(実践力)

自他の生命を尊重し、自ら健康を保ち、体力づくりに取り組む態度と実践力を育成する。

 

 教育目標達成のために、今年度も、子供たちの「自己肯定感」「自己有用感」の向上に重点的に取り組んでいきます。自分に自信をもち、失敗を恐れずに何事に対しても前向きにチャレンジしていく子供を育てることで「輝きのある子」の育成を実現したいと考えます。

 「自己肯定感」とは自分を肯定的に捉えることであり、自尊感情、自分を大切に思うことにつながります。また、「自己有用感」とは自分が誰かまたは何かの役に立っているという実感をもつことであり、他者とのかかわりの中で育まれ、自信をもつことにつながります。

 また、今年度も「世界とつながる英語Week」、「国際交流・国際理解Week」「日本語・日本文化Week」を各学期に設定し、英語に触れる機会をつくったり異文化や自国の文化を学ぶ機会をつくったりしていきます。そして、異文化や自国の文化の理解を深め、コミュニケーション能力を育成し、グローバルに活躍できる力を育むことにつなげていきます。

 

 それでは、保護者の皆様、地域の皆様、令和6年度も本宿小学校をどうぞよろしくお願いいたします。