校長ブログ22

校長ブログ「いつも本を身近なところに」060906

 

 読書は、感性を磨き、創造力を豊かにします。子供のころの読書は、思考力を高めます。読書好きな子供は、短絡的な行動をしない傾向があると聞いたことがあります。何かのためと言うよりも、純粋に、子供たちの将来に向けて、読書は楽しいと思う気持ちを育てていきたいと思います。

先日、教室を回っているとき、ある子が「早く国語の下の教科書を読みたいな」と話してくれたので、その理由を聞くと、好きな作家が、教科書に物語を書いているというのです。小学生の時から、好きな作家がいて、その作品を中心に読書をしているとは、なんてすてきなことだろうと思いました。

小学生の時に、読んで心に残っている本について、ご家族で語り合うのもよい時間ですね。私が思い浮かぶのは、高学年で読んだコナン・ドイルの『失われた世界』というSF小説です。今週の全校朝会で紹介しました。後の映画『ジュラシック・パーク』のもとになった本です。アマゾンの奥地にある断崖絶壁の台地上に、ジュラ紀から進化が止まったままの世界がある、という物語を、恐竜好きだった私は、心を弾ませて読んだ思い出があります。

この原稿を書くために、図書館で借りて読み返してみましたが、やはり面白かったです。読書の秋を、ご家庭でもぜひ楽しんでください。