校長ブログ26
「感謝の気持ちを伝えよう」終業式061225
12月もたくさんの教育活動がありました。先日の3年生の「大根フェスティバル」では、たくさんの保護者の皆様にお越しいただきありがとうございました。また、昨日の「子供のつどい」では、全校児童が仲良くなることを目的に、お店を回って楽しみました。そして、今日は2学期最後の日、終業式が行われました。
「今日で2学期が終わります。この2学期、みなさんの、頑張っている姿をたくさん見てきました。そのことが、今日担任の先生からいただく『のびゆく府中の子』に書かれていますから、よく読んで、新しい目標を見付けましょう。
さて、学校はみんなでつくるものです。みなさんと先生、おうちの人や農家さんやお店屋さんなど地域の人たちです。この2学期も、みなさんは、たくさんの人にお世話になりました。
人は、「してあげた」ことはよく覚えていて、「してもらったこと」は、忘れがちであると言われています。つまり、思い通りにならないときには、自分はこんなにやっているのに…と、誰かのせいにしがちだということです。だから、相手の気持ちを考えることは、とても大切だと思います。
反対に、いつも誰かに支えられて生きているのだ、という気持ちを今よりも多くもつと、学校でもおうちの生活でも、周りをよく見て、相手に感謝することができます。その気持ちが増えれば、世の中はとても温かいものに変わっていくでしょう。
みなさんは、どんな時に「ありがとう」を言っていますか。プレゼントをもらったとき…褒められた時…、それは、特別な時が多いですが、ふだんはどうでしょうか。ある本に、「朝起きてから、出かけるまで、『ありがとう』を言い続けること」とありました。朝食を用意されていたら、「ありがとう」を必ず言う。それだけではなく、洗面所で、温かい湯が出たら、「ありがとう」、タオルが気持ちよいときも「ありがとう」を言うのです。すると、人間の脳は、その理由(どうして「ありがとう」なのか)を探す力があると言われているので、相手がしてくれたこと、例えば、お風呂を沸かしてくれた、お皿を洗ってくれたことに気付くことができるというのです。「ありがとう」という言葉のもつ力は、すばらしいですね。
学校では、周りの友達や先生が支えてくれたことが、この2学期はたくさんあったと思います。話を聞いてくれたこと、一緒にいてくれたこと、学びが深まったことなどです。それに気付けた人は、きっと「ありがとう」の気持ちができたと思います。今日は2学期の最後です。一緒に過ごした仲間や先生への感謝が言えるといいですね。そして、八小の子は、おうちに帰ったら、家族の人に、『2学期も朝起こしてくれたり、ご飯や洗濯をしてくれたりして、ありがとう』を言ってほしいと校長先生は思います。
最後に、もうすぐお正月ですね。お正月は一年の始まりという、おめでたい日です。だから、年末は、新年を迎える準備をします。みなさんも、家族の一員として、進んで家の仕事をしましょう。そうです、お手伝いの出番です。そして、気持ちよく新年を迎えましょう。これで、今年最後の話を終わります。みなさん、どうぞよいお年をお迎えください。」
その後、1年生の代表児童が2学期頑張ったこと、新しい年に頑張ろうと思うことを元気よく発表してくれました。目標があると取り組み方が違います。ぜひ、お正月には家族みんなで、今年の目標について語り合っていただければと思います。2学期の学校の教育活動にご理解とご協力を賜りまして、ありがとうございました。みなさま、どうぞよいお年をお迎えください。
原稿を書いた後、昇降口を掃いていると、手伝いますと箒をもってくる子供たちがいて嬉しく思いました。校長室に戻ると警備員の藤井さんが、挨拶に来られ、「今日は、たくさんの子供たちが、私に挨拶をしてくれました。中には丁寧にお礼を言ってくれた子もいて、とても嬉しかったです。」と話してくれました。それを聞いて、私もとても嬉しかったです。今年もありがとうございました。