校長ブログ27

校長ブログ070108  「努力の壺」3学期始業式

 

 本日は始業式です。早朝のアリーナには、冬休みを楽しく過ごした子供たちが元気に集まりました。「みなさん、あけましておめでとうございます」「今年もよろしくお願いします」と心を込めてあいさつしました。

 

「今日から3学期です。新しい年になりましたので、新鮮な気持ちで、明るく元気に頑張りましょう。そのためには目標をもつことが大切です。目標があるのとないのとでは、取り組み方が違うのです。そこで、今日は『努力の壺』という話をします。

何かに挑戦するとき、心の中に『努力の壺』ができるのです。その壺に『努力の水』を入れていき、水があふれ出たときに、できるようになるのですが、この壺には4つの特徴があるのです。

一つ目は、人によって壺の大きさが違うことです。すぐできるようになる人は、その壺が小さく、なかなかできない人は、その壺が大きいのです。できないときは我慢して、壺に水をためましょう。水が壺からあふれる瞬間は、突然やってきます。

二つ目は、水を入れ続けないと、水は乾くということです。だんだん上手になってきたところで、油断して努力することを止めてしまうと、あっという間に水は乾いていきます。楽器の演奏などはそうですね。努力し続けることが大切です。

三つ目は、水が壺からあふれれば、もうなくならなることはないということです。自転車や水泳、かけ算九九など、一度できるようになれば、ちょっと努力すればすぐに元に戻ります。

そして、四つ目は、大人の壺より、子供の壺の方がずっと小さいということです。例えば、一輪車を校長先生と、みなさんが一緒に始めたらみなさんの方がすぐに上達するのです。だから大人の人は、今のうちに頑張らないと将来困るよ、というのです。

このお話どうでしたか。努力は、続けていくことが大事、続けないと水は乾く、だから1度決めたことは、水があふれるまで頑張る人になりましょう。新しい年、みなさんはどんなことに挑戦しますか。先生も目標をもっています。みなさんと一緒に『努力の壺』を頑張りたいと思います。お話を終わります。」

 

その後、4年生の代表児童が、3学期の目標を力強く発表してくれました。努力の壺を頑張ってほしいです。式後はクラスに戻り学級活動をしました。新しい友達も来てくれて、どのクラスも落ち着いて3学期をスタートすることができました。この3学期は、次の学年に向かう大切な時期です。保護者や地域のみなさまと共に、子供たちの成長を見守り、笑顔で励まし、伸ばしていきたいと願っております。それでは、本年もどうぞよろしくお願いいたします。