心のふるさとをめざして
本年度がスタートし、早速、保護者の方、地域の方からいろいろなお話を伺うことができました。そして、地域の方々からは励ましのお言葉をいただきました。
皆さんが生徒たちに積極的に関わってくださっていることに心から感謝しております。生徒がもっている力をどのように引き出し、どのような場面で発揮させるかは、生徒たちの成長を見守っている大人の役割であると思っております。今後も引き続き、学校の教職員はもちろんですが、保護者の皆様、地域の皆様にもそれぞれの役割の中で本校の生徒たち一人一人に寄り添い,向き合っていただければと思っております。
さて、二宮尊徳が残した言葉に、
「かわいくば、五つ教えて三つ褒め、二つ叱ってよき人となせ」
というものがあります。子供を育てる本質を言い当てているのではないか、と思っております。生徒たちのよいところを見付けたら間髪を入れずに褒めます。褒められれば気分がよくなり頑張れる、頑張れるからうまくいく、うまくいくから褒められるという歯車を回していきます。しかし、叱るべきときは、タイミングを逃さず、はっきり、きっちりと叱ることも忘れてはいけないと思っております。叱られて、褒められることの価値が分かることも多くあります。
今年度も府中八中スローガン
「学びと思いやり」
を掲げ、
● 豊かな知性・感性・社会性の育成
● 自己実現力(自己選択、自己決定、自己指導能力)の向上
● 規範意識の向上、基本的生活習慣の確実な定着
● 自ら考え表現する力の向上
● 自己肯定感、自己有用感の向上
● 主体的に学びに向かう力の向上(家庭学習定着・読書活動推進)
● 自治的能力向上(生徒会活動、学級活動等)
● 府中八中での地域防災等地域の安全を守る力の向上
を行うために、教職員一丸となって取り組んでまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
令和5年4月1日 府中市立府中第八中学校 校長 髙汐 康浩