校長ブログ28
校長ブログ070716 「図書室は落ち着くよ。」
本日は、雨が降ったりやんだりの天気でした。図書室には、子供たちが、読書を楽しみに集まってきます。図書委員会の子供たちが、図書室を静かに過ごせるように、声をかけていました。子供たちも図書室では、みんなが読書を楽しめるように、ルールを守って静かに行動していました。
「図書室は、好きですか。」とそっと聞いてみると「本がたくさんあって落ち着くから好き。」という言葉が返ってきました。本に囲まれて、その中から読みたい本を自分で選ぶのは楽しいものです。私も、五小に銅像のある人物の伝記を読みました。『二宮金次郎』です。江戸時代後期に農家に生まれて、親の仕事を手伝いながら、本を読んで勉強して、不幸な運命や苦労にめげず努力して、ききんで苦しむ農民を助け、小田原藩の財政を立て直し、幕府の役人に取り立てられ、数百の村を立て直し、多くの人を飢えから救ったのでした。金次郎の弟子によって書かれた伝記を読んだ明治天皇が、「これほどの農民がいたのか。」と心を打たれたそうです。子供のとき、たきぎを取りに出かける山の行き帰りに、「時がむだになる…」と歩きながら本を読んだ姿が、有名な銅像になっています。
府中市内にこの銅像がある学校は珍しいと思います。1950年に寄贈とありますから、さすが五小は歴史がありますね。大谷選手が活躍しているLAにも銅像があると豆知識にありました。じっくりと読書に取り組める夏休みはもうすぐです。ご家庭で、一緒に親子読書などとても楽しいのではないでしょうか。