校長ブログ17
校長ブログ070605 劇団四季こころの劇場-6年生
劇団四季主催こころの劇場の観劇に、府中の森芸術劇場まで、京王線で行ってきました。午後の部では、観劇する学校は、全て府中市内の小学校でした。それぞれが学校の代表として、参加態度も集団行動もよくできていました。五小は、二小、一小の次に児童数が多いのですが、マナーを守って劇を楽しむ姿がとても立派でした。終了後の劇場付近は大変混み合いましたが、歩道歩行も、整列を守って迅速に行動でき、さすが最高学年の行動だと思いました。観劇の時間は2時間ですが、現地までの所要時時間もありまして、保護者のみなさまには、お弁当をご用意いただき、誠にありがとうございました。
さて、ミュージカル「王子と少年」(原作マーク・トウェイン)はすばらしい内容でした。ご家庭でお子さんは、どんなお話をしたでしょうか。ストーリーは、中世のロンドンを舞台に、威厳のあるお城の暮らししか知らないで育った王子エドワードと、城下町の貧しく苦しい暮らしの中で育ったトムが、偶然出会い、服を取りかえっこして入れ替わる話です。それぞれが、楽しいと思っていた暮らしと、全く違う現実に直面します。いくら「自分は違う」と言っても、元に戻れない状況にどんどんなっていきますが、2人はいつも真実を貫いて、あきらめないで自分を取り戻そうとします。そのたくましさに感動しました。私は、悪党に絡まれているエドワードを救い、最後まで彼が王子だと信じた、旅人マイルスが言った一言、「あなたが私を信じるなら、私はあなたを信じましょう。」というひと言が心に残りました。全員で歌う場面や、楽しい笑いありのミュージカルでした。子供たちにとっても、大切な何かを学ぶことができた、すばらしい体験になったと思います。