校長ブログ51
校長ブログ080302「ともだちを助けたゾウたち(全校朝会)」
3月になりました。1年間の最終月です。大きく成長してきた子供たちですが、今より先の自分を目指して、しっかり力を付けていきましょう。今朝の全校朝会では、本当にあった動物園での話をしました。それは、多摩動物公園のゾウの話で、絵本になっています。大きくした挿絵を見せながら、子供たちに話しました。子供たちも興味深く聞いてくれました。助け合うことは素晴らしいことですね。
『おはようございます。3月に入りました。3学期もあと3週間ほどです。いよいよゴールが近づいてきましたね。みなさんは、あいさつや会釈がよくできるようになりました。みんなで仲良く生活するには、あいさつが大切です。先週は、チンパンジーのあいさつの話をしましたね。他の動物は、あいさつするのかな?
これは多摩動物公園で本当にあったお話です。アヌーラとタカコ、ガチャコの仲の良い3頭のインドゾウがいました。ところが、アヌーラが病気になり、熱を出して立っているのがやっとになったのです。横になると起き上がれないので、ゾウは病気の時はずっと立っています。苦しそうなアヌーラ。薬も食べないし、注射も打てません。
次の日、タカコとガチャコは、大好きな草をモリモリ食べていました。そこへふらふらとアヌーラが出てきます。そのとき、タカコとガチャコは食べるのをやめて、アヌーラに近づいたのです。ぶつかったらアヌーラは倒れてしまう。
するとタカコとガチャコは、そっとアヌーラの両脇に立ちました。なんと、倒れないように、からだで支えたのです。飼育員のおじさんはびっくり。ぞうは頭のいい動物だとわかってはいたけど、こんなふうに仲間を助けるなんて。
遠足の子供たちは、「ならんで立ってる!」「なかよしだね。」3頭は並んでゆっくり歩き出します。「すごい。ぞうのかたまりだ。」その理由を、飼育員のおじさんが説明すると子供たちもびっくり。「がんばれ!ぞうのかたまり!」「タカコとガチャコ優しいね。」それが、次の日も次の日も続きました。アヌーラが元気になるまでは、散歩も水浴びも我慢我慢。
3週間目に入ると、今度はタカコとガチャコが、かわるがわるにアヌーラから離れて、水浴びと散歩をしてから、戻って交代したのです。どうやって決めたのかな。かわりばんこも何日も続きました。アヌーラはだんだん元気になってきて、ときどきあいさつするのだそうです。それは、鼻を伸ばしてからませるのです。「だいじょうぶ。」「ありがとう。」
そして、1か月後についにアヌーラは元気になりました。タカコとガチャコが助けてくれたのですね。すごいですね。今日は、1年の最後の3月のはじめに、みなさんに助け合うことのすばらしさをお話できてよかったです。』




