校長ブログ45

校長ブログ071225「みんな2学期よくがんばりました(終業式)」

 今日で2学期の学校生活が終わります。子供たちは、この2学期一生懸命に頑張っている姿をたくさん見せてくれました。終業式では、これまでの学習や生活を振り返り、成果(できるようになったこと)と、課題(これからさらに頑張っていくこと)を考えて、次への目標にしてくださいと話しました。そして、最後に次の話をして、2学期を締めくくりました。

 「今日は、今年の最後の話をします。『長いさじ』という昔話です。さじというのは、スプーンのことです。様子を想像しながら聞いてください。

 あるとき、お釈迦様が、地獄と天国の様子をご覧になりました。ちょうど食事の時間でした。合図の鐘が鳴ると、地獄の人たちは、「腹が減った、腹が減った」と言いながら、食堂に集まってきました。どの人も顔色が悪く、イライラとしていました。席に着くと、一人一人にさじが渡されました。手で食べてはいけないのです。

 ところが、そのさじはずいぶん長くて1メートルもありました。次に食べ物が出されました。大きなおかまに入った、おかゆのようなものです。地獄の人たちは、ワッとばかりにテーブルを囲み、人のことなど考えずに、自分が、自分が、と食べようとしました。

 しかし、さじが長いので、急げば急ぐほど、思うように食べ物をすくうことができません。せっかくすくっても、口に持ってくるまでに、ボロボロこぼれてしまうのです。ワイワイ、ガヤガヤ、焦れば焦るほど食べられません。ついには、肘がぶつかったとか、押すなとか言って、あちこちで喧嘩が始まりました。

 やがて、食事の時間が終わりました。食べ物はまだいっぱい残っています。でも、時間が来るとさっさと片づけられました。お釈迦さまは、地獄の人が、顔色が悪く、いつもイライラとしているわけが、よく分かりました。

 次に、天国の人の食事はどうかとご覧になりました。ここでも同じように長いさじが渡され、同じ食べ物が出されました。天国の人たちは、ゆっくりと長いさじで、ていねいに食べ物をすくいます。ところがどうでしょう。それを、自分の口に持ってくるのかというと、そうではないのです。

(天国の人たちは、どのようにしたのか。みなさん分かりますか。)

 テーブルに向かい合っている人の口へ持っていくのです。つまり、相手の人に食べさせてあげ、自分も相手の人から食べさせてもらうという食べ方です。

 食事の時間も、地獄と同じでしたが、食器の中には少しも残っていませんでした。全部みんなのおなかに入ってしまったわけです。お釈迦さまは、天国の人たちが、いつも笑顔で、仲良く暮らしているわけが、よく分かりました。』

 みなさんが、仲良く、協力して、幸せに生活することが、校長先生の一番の願いです。2学期最後の校長先生のお話でした。」

 

 そのあと、児童代表の2年生が、児童代表の言葉を、堂々と発表して大きな拍手に包まれました。2年生のみんなが、『ウィズ(みんな一緒に)』という言葉を大切にして、学校生活を過ごしていることや、みんなで協力して成功させた運動会は、大きな成長につながったことがよく分かる素晴らしい発表でした。そして、元気よく五小の校歌を歌って式は終わりました。子供たちの成長が感じられた落ち着いた終業式でした。本日は、新年を気持ちよく迎えるために大掃除をしました。正門で子供たちを見送るときには、たくさんの子供たちから、「校長先生、よいお年を!」と、あたたかい言葉をもらって、とても嬉しかったです。

 今年もたくさんのご支援をいただきまして、ありがとうございました。子供たちが、冬休みを健康で安全に過ごすことができますよう、ご指導をよろしくお願いいたします。みなさま、どうぞ、よいお年をお迎えください。